コーヒーミルをヤフオクで入手しました。R-440という名前です。ノスタルジックなデザインですが、それもそのはず、昭和40年に発売された製品なのです。それがいまでも現行機としてフジローヤルのミルカタログに載っているのだから、驚きます。
この製品は業務用ミルとしては大定番で、喫茶店でもよく見かけます。

我が家の豆挽きブースです。左からランシリオ・ロッキー、カリタ・ナイスカットミル、フジローヤル・R-440が並びます。遠近感が強調されているにせよ、R-440がいかに大きいか、わかりますね。サイズは 「セブン的日常2」 に掲載してあります。
左端の冷蔵庫から豆を出して、コーヒーを淹れる直前にデジタルスケールで計量してミルで挽きます。さらに、冷凍庫には未開封の豆が控えています。以前は使用中の豆も冷凍庫で保管していたのですが、夏に豆を出すたびに結露してしまうのが嫌で止めました。
さて、日曜日はクリーニングだけで終わったので、今朝初めて豆を挽きました。目盛りは4.5です。
ホッパーのフタが振動でビビるのが気になるので、後でなんとか対策します。ちなみに、ダンパーを開けた状態で豆が全て落ちきってしまうと、砕かれた豆が火山弾のように飛び出してくるので、フタは絶対に必要です。
35グラムを挽くには、いかにも無駄な感がいなめませんが、挽きあがりの状態は、まさにお店で挽いてもらったもらった時と同じで、粒度がきれいにそろっています。まあ、これは当然でしょう。
R-440で挽いた粉を、いつものように4カップ分ペーパードリップで淹れたところ、味の傾向がナイスカットミルとはハッキリ違うのがわかります。味が丸いのです。荒さが消えて、やさしい印象です。反面、香りは弱めです。ブレンドコーヒーっぽい味と言えなくはないのですが、豆本来の良さが若干スポイルされているようにも感じられます。この辺のバランスは難しいですね。
挽き加減と淹れ方を調整することで、味が荒れないギリギリの線を探す必要がありそうですが、粒度が安定したことで安定した味が出しやすくなるでしょう。
これは、良い買い物でした。
追記:
豆が全てダンパーよりも下に落ちきったタイミングでダンパーを閉じれば、豆の逆噴射を防げることがわかりました。そりゃ、そうだ。
現在のホッパーはあまりにもデカ過ぎて、デザイン的にもイマイチなので、適当な径のアクリルパイプを使って、少量専用 (100g以下) の投入口を作ってみようかと考えています。ナイスカットミルのパーツが手に入れば、カッコ良いかもです。
外寸40mmで長さ150mmぐらいあれば、容量的には十分でしょう (実際に計ったところ、ホッパーの差込部外径は52mmでした)。