我が家に4セット目のシステムがやってきました。10cmウーファーの超小型2Wayスピーカーとレシーバーアンプの組み合わせです。
FOSTEX GX100MA は2012年~2016年に発売されていた古いモデル(現行モデルはGX100BJ)ですが、盛岡のハードオフで非常に良い状態の個体を入手できました。キャビネットはほぼ無傷、各ユニットも綺麗で全く汚れがありません。
最初は例によって寝ぼけた音でしたが、数日鳴らしているうちにいい感じに普通の音が流れ始めました。これはイケると判断し、以前から注目していたヤマハのレシーバーアンプとTAOCのスタンド(ほぼ専用品サイズ)も同時に揃え、いい感じのセットが完成しました。
ヤマハのアンプには今では珍しいトーンコントロール機能が付いています。今回は少しだけトレブルとバスを持ち上げて小音量でも音像が痩せないように調整しました。今回お迎えしたGX100MEは一般的にモニター的で痩せた音の生真面目で色気に欠ける音と評される事が多いスピーカーですが、適正な調整後は人の声、とりわけ女性ヴォーカルを生々しい音で鳴らしてくれました。ヴォーカル、FM放送等のアナウンス音声に関してはメインシステムの大型スピーカー(Avantgarde DUO)よりも優れています。
低域の再生限界はサイズの制約でそれほど望めませんが、代わりにリズムが正確でベースが気持ちよく弾むため、聴いていて楽しいです。ただし、「いい音で」聴くための調整幅は狭く、音量調整も再生ソース毎に微調整する必要があります。普段はそんなことしませんけどね。
最後に、超小型だからといって決して気軽に使いこなせるスピーカーではないことをお伝えします。