今までMacbook Proのイヤホンジャックに繋いで使っていたBOSE M3を仕事用のWindows PCに繋いでみました。すると、Macbookではまったく気にならなかったイヤホン出力の音質がWindowsマシンではあからさまに悪く感じられたため、定番のUSBデジタル出力を試してみることにしました。
ただし、M3はアナログ入力しか受け付けないため、デジタル→アナログ変換が必要です。我が家には過去テスト用に購入した安価な中華USB DAC内蔵のヘッドホンアンプと数年間メインシステムで使っていたちょっと高級な単体USB DAC(当然中古品)があるので、とりあえず中華DACで音出ししてみました。それが上の写真です。
M3との接続に使っていたケーブルは両端ともに3.5mmミニプラグのため、変換プラグを介して中華DACと接続しました。恐る恐るボリュームを上げると、普通に音が出て一安心です。音質も悪くありませんが、聴いてるうちに時々ポップノイズが出ることに気がつきました。無音状態がしばらく続いた後で音がで始めるときに出るようです。これでテストは終了。いよいよ本命の単体USB DAC「HEGEL HD20」を接続します。
Digital InputsのUSB端子をPCに、Analog OutputsのRCAをRCA→3.5mmステレオピンジャック変換ケーブルを使ってM3に接続します。接続を確認し電源スイッチをONにしました。
黒一色で見た目は地味ですが、オーディオの聖地、秋葉原ヨドバシで中古品を購入した由緒正しいブランドです。今となってはそこそこのスペックですが、当時は十分な性能を誇る製品でした。Windows PCシステムに導入するにあたり、一番手間取ったのはリモコンを探すこと(笑)。リモコンが見つかったと思ったら電池切れで動かず。他のリモコンを探して見ると運良く同型番の電池(CR-2025)を発見!HEGELのリモコンに入れてみると電池は生きてました。
リモコンのボタンで入力を「USB」に切り替え、徐々にボリュームを上げていくと・・音が出ない(泣)。PC側のUSB端子を確認するとUSB3.0だったため、USB2.0に繋ぎ変えボリュームを上げていくと・・無事音が出ました。今度はポップノイズも出ることがなく安定した良い音です。おそらく10年ほど使ってなかったので、無事に動作してくれて良かったです。
Windows PCの右側にはiMacを置いてあり、こちらにはモニタースピーカーが繋いであります。これで両方のマシンから良い音が聞ける環境が整いました。今回はほとんで費用もかからず、いい感じで手持ち機器の再利用ができて満足です。
追伸:そういえば、我が家にはもっと新しいDAC内蔵プリがあるんだった・・続く・・かも。
8/11追伸:もう一台、現用機の1個前に使っていたヘッドホンアンプをWindows PCシステムに接続しました。
TEAC NT-503というネットワークプレーヤです。現在はYAMAHAに座を譲り引退状態でしたが、PCシステム用に復活させました。こちらはHEGELと違い多機能のため、将来的にシステムを何らかの形で発展させるかもしれません。
接続はHEGELから電源ケーブルとUSBケーブルを外して差し直すだけなのであっという間に準備が完了しました。RCA出力はボリュームを通すVariableにしてあります。接続ケーブル類も手持ちの一番良いブツに替えました。機器交換後の音ですが、正直な話ほとんど変化がありません。でも、それで良いのです。TEACもまだまだ元気な現役であることが確認できました。